「BRICs」の次はどこ? TVT第2弾
■ WIP発: タイの最新IT事情
「BRICs」に続く有力新興国御三家「TVT」。
そのひとつ、タイのビジネスチャンスはまだまだこれから。
本年2007年は日タイ修好120周年!
現地WIPスタッフに聞く、タイの最新IT事情
(「BRICs」とは、ブラジル、ロシア、インド、中国。 「TVT」とは、タイ、ベトナム、トルコ。)
● 10年前のあの頃は・・・
1992年に首相が議長を務める国家IT委員会が設立されて以降、タイは国をあげてITを振興してきた。10年前、私がタイの会社に勤めていた頃、コンピューターは使われていたものの、インターネット接続はダイヤルアップ接続で一部の人しか使っていなかった。それが今ではオフィスワーカーのほとんどの人がインターネットを日常的に使用している。
 (写真:
モデム−TOT(タイ電話公社)の4ポートルーターモデム)
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ダイヤルアップからADSL、そして光ケーブルへの移行が進んでいるのはタイも同じである。ADSL回線は最高2Mbpsまであり、一般家庭ではダイヤルアップ接続からADSLへ、一部企業ではADSLから光ケーブルも導入されている。私もTOT(タイ電話公社)のADSL回線(512/256kbps、月約800バーツ強、約3,000円)を利用しているが、実速で440
kbpsほどの速度が出ており、特に大きなトラブルもなく使うことができる。
ただ、料金を見ればわかるように、日本と比べるとIT関連の通信費は物価に対して安いとは言えないのが現状。電力事情も10年前に比べると格段に良くなり、停電時間も少なくなったとはいえ、日本に比べるとまだまだ停電が多く、特にスコールに伴う雷回避の瞬間停電が多い。そのためオフィスなどでは日本以上にUPS(無停電電源装置)を導入している比率が高い。
● ネットカフェにもピンからキリまで

(写真: タイのネットカフェもピンからキリまであり、これはエンポリアムという高級ショッピングセンターの中にある最高級のネットカフェ。) |
タイではショッピングセンターを含めた町中のいたるところにインターネットカフェが見受けられる。料金は1分1バーツ(約3.7円)から。旅行者の多いエリアでは日本語を使える所も多い。下町のネットカフェでは、近所の子供たちが扇風機に吹かれ蚊にさされながら、オンラインゲームに熱中している。比較的少ない投資額でできる商売として、ネットカフェは雨後の筍の如く増加している。最近では中級以上のホテルでは部屋にLANがひかれており、こちらも旅行者に人気だ。
● タイで人気のウェブサイト
タイで最も人気のあるポータルサイトは「Sanook!」(「サヌック」 http://www.sanook.com/ タイ語で「楽しい」という意味)。同サイトはインターネット競売最大手のeBayと提携し、タイ語のオークションサイト、「Sanook!
eBay」を立ち上げる。2007年末〜2008年明けに公開される予定だ。
同様に人気のあるポータルサイトに「Kapook」(「カプック」 http://www.kapook.com/)、「Hunsa」(「ハンザ」
http://www.hunsa.com/)などがある。これらには、検索エンジン、マーケットプレイス、オンライン広告などのコンテンツが含まれている。
検索にいちばんよく使われるのはタイ語版Google(http://www.google.co.th/)だ。日本でもっともよく使われるYahooは、タイでは英語版が使われている。タイ語版もあるにはあるのだが、まだ新しく、知名度が低いためにタイ人の間にはあまり浸透していないのが現状だ。
● 検閲と違法コピー問題
ご存知のようにタイは昨年のクーデター後の軍事政権下ということもあり、情報省が中心となってテレビ、ラジオを統制化に置き、またインターネットの検閲強化も進めている。実際、ポルノ関連やタクシン前首相関連のサイトなど4万以上のサイトアクセスが遮断されており、YouTube(ユーチューブ)もプミポン国王を侮辱する動画投稿があるということで、2007年4月以降はアクセスできなくなってしまった。
この措置に対してタイ発動画サイトの「SiamTube」(サイアムチューブhttp://www.siamtube.com/)が登場した。タイ国内の映像を中心にCMネタ、芸能アイドル、ミスコンテストなどのコンテンツがあり、かなり楽しめるサイトだ。
今後は裁判所がアクセス規制を行うことが閣議決定され、軍事政権による情報統制が緩和される方向だが、具体的にどうなるかは未定である。
その他の問題としては、ソフトの違法コピーが挙げられる。2006年の違法コピー率は世界全体で35%であるのに対して、タイは80%にも達し、3年前からほとんど変わっていない(BSA:ビジネスソフトウェアアライアンス、本部ワシントンDCの調査による)。
バンコク市内のITモールとしていちばん有名なパンティッププラザ(写真)のショップに行くと、違法コピーソフトが100バーツ(約370円)から150バーツ(約560円)ほどの低価格でいとも簡単に手に入れることができる。
一時は違法コピーソフトの取締りを厳しくした時期もあったが、それもいつの間にか消え去ってしまった。もともと著作権に対する概念に乏しいタイ人のこと、大手企業でさえ違法コピーで検挙されることも多いのだ。
● 拡大するタイITビジネス、人件費も上昇中
パソコンを使った単純作業の場合、タイで安価な労働力が得られるかというと、実はそうではない。日本と違って貧富の差や教育レベルの差の激しいタイではパソコンや英語を使えるのは中間所得層以上の人に限られており、これらの人を雇った場合、日本と同等か、あるいは日本より高くつくケースも多い。
ソフト開発などでは、ITスキルを勉強した学生を中心にある程度のレベルに達している。今後政府が打ち出すIT振興政策に対して人材不足が懸念されており、IT技術者育成が急務の課題となっている。
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■正式名称 |
WIPジャパン株式会社(ウィップジャパン)
(登記名:ワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社) |
■代表取締役 |
上 田 輝 彦 |
■資本金 |
5100万円 |
■設立 |
2000年 06月 15日 |
■東京本社 |
〒102-0093
東京都千代田区平河町 1-4-12 KDX平河町ビル |
■大阪本社 |
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